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日本の医療の現状は?
高齢化や医療の高度化により、日本の国民医療費は増加してきており、財源確保のための法改正や医療制度改革が随時行われている。歯科技工士としてのあり方にも関わる医療制度の変化には、注目する必要がある。…
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歯科診療の現状は?
日本の歯科治療費は年々増加傾向にあるが、医療費全体の伸びの方が大きく、全体に占める歯科治療費の割合は縮小傾向にある。どのような分野や技術が求められるのか、歯科医療の動向を知っておこう。…
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歯科技工の現状は?
上のグラフのように、歯科診療の保険点数のうち約4割は、歯科技工物を必要とする内容が占めている。歯科技工が歯科診療を支えているともいえ、日本の歯科技工技術の高さには定評があるものの、歯科医師からの委託料の安さ、それに伴う人材不足や高齢化が問題となっている。…
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歯科技工の未来は?
デジタル技術が進歩して歯科医療に取り入れられており、歯科技工技術も大きく変わっていくと予想される。上のグラフは、歯科技工所のCAD/CAMの利用率を表しているが、2012年から15年の3年間で8.3%アップ、速いペースで普及が進んでいる。…
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医療保険のしくみは?
日本は、国民皆保険制度を導入しており、健康な人も決められた保険料を支払い、病気やケガの際には本人の負担を少なくする相互扶助のしくみとなっている。歯科医療に携わる人材として、自身が保険料を支払う社会人として、保険のしくみを理解しておこう。…
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歯科技工士の活躍ステージは?
歯科技工士の主な職場は、歯科技工所、歯科医院・病院である。それ以外にも、歯科関連メーカー、養成施設など幅広い活躍の場がある。2014年末での就業歯科技工士の数は34,495人(男性28,345人、女性6,150人)である。上のグラフのように7割が歯科技工所を職場とし、その中には従業員も経営者も含まれる。…
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歯科技工所での仕事とは?
歯科技工士の7割が勤務するのが歯科技工所だ。歯科医院からの依頼に応えて技工物を製作する。「ラボ」と呼ばれることも多い。歯科技工所には、幅広く技工物を製作するところ、義歯に力を入れるところ、自費診療に特化して受託するところ、セラミックを得意とするところなど、それぞれ特徴がある。…
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歯科医院での仕事とは?
歯科医院では、院内の歯科技工室で勤務することになる。歯科医師と直接やりとりをする頻度も多く、歯科衛生士など他のスタッフとの連携もあり、歯科治療チームの一員としての自覚を得られやすい職場だ。…
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病院での仕事とは?
歯科や口腔外科を持つ病院では、一般の歯科医院での治療が難しい患者さんのための技工物を製作する他、他科との連携も重要だ。総合病院の歯科・口腔外科では、通常の歯科治療等に加え、口腔内や顎の外傷や病気の診療を行う。…
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その他企業での仕事とは?
歯科関連の材料や機材メーカーでは、新たな製品の開発・研究職や営業職で、歯科技工士が活躍している。補てつに使用する歯科材料や、研磨機器、レントゲンやCT用の機器、CAD/CAMや診療支援のシステム・ソフト等、…
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歯科技工士は不足している?
2014年末現在、就業歯科技工士の数は34,495人であり、2002年末の36,765人から減少している。一方、歯科衛生士は73,297人から116,299人に増加しており、これと比較すると、技工士の人材不足が懸念される。…
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女性歯科技工士は就職で不利?
女性歯科技工士を雇用しない方針の技工所も多いが、女性の数は増えており、今後状況は変わることが予想される。男女に差はないと考える技工所も一定数あり、歯科医院では比較的女性技工士も多い。自分を必要とする職場をしっかり探そう。…
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歯科技工士の給与はどのくらい?
2016年の歯科技工士の平均給与は32万6,500円、賞与を含めた年収が約434万円である(平均年齢42.7歳)。もちろん、若手の給与はもっと低い。参考として、歯科衛生士の平均給与は26万200円だ(平均年齢34.0歳)。…
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歯科医院は減っていく?
国は歯科医師の人数を削減する方針をとっている。また、人口が減少する中、歯科医院の経営も困難になっていくため歯科医師も歯科医院数も減少していくことが予想される。上のグラフは、歯科医院の開設数と廃止数の推移を表している。現在は歯科医院の総数が毎年少しずつ増えているが、…
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初めての就職活動どうしたらいい?
就職活動はまず自分がどんな将来を思い描いているかを考えるところから始まる。自己分析と情報収集から始めて、気になる歯科技工所や歯科医院にアプローチしよう。就職先は「有名な施設だからよい職場」とは限らない。歯科技工士になって、どんな専門性を発揮していきたいのか、どこで働きたいのか、…
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就職活動の情報収集の方法は?
学校のキャリアセンター、情報誌・情報サイト、先生・先輩からの話など、就職活動では様々な媒体を活用し、人と関わり、多様な情報を集めることが大切だ。歯科技工士としての主な就職先は歯科技工所や歯科医院だが、就職活動を進めていくにあたって、…
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自己分析はどのようにやる?
自己分析とは、自分の姿を見えるようにする作業のことだ。養成施設に入学する前の自分、入学後の自分を振り返りながら、興味を持っていること、大切にしていることを明確にして、その上で将来の姿をイメージしていこう。…
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就職活動のスケジュールは?
夏頃から本格的な就職活動を開始して、2月の国家試験までには終了するのが一般的なスケジュールだ。…
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募集要項はどこをチェックするの?
募集要項は、自分の将来を具体的にイメージした上で読み込むようにしよう。実現したい将来像に合致するかどうかを基準に、各企業の理念・沿革、求める人材像、給与などの項目を見ていくと、自分に合った就職先が見つかるだろう。…
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希望の就職先を選ぶには?
歯科技工士として、自分の目指す将来に合った職場を選ぶことはとても大切だ。特に最初の就職先は、技術面だけでなく、社会人としてのマナーを身につけ責任感を養うためにも重要となる。目標とする将来像を見据えて、ふさわしい就職先を選ぼう。…
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歯科技工所・医院の見学をするには?
見学を希望する場合は、事前に連絡をして必ずアポイントを取り、マナーを守って赴こう。興味のある施設があれば職場見学を申し込もう。見学は、職場の様子を自分の目で見て、納得した上で就職活動を行うために大切だ。面接前に気になる点を質問して確認できる機会でもあるので、職場見学はできる限り行っておくことがおすすめだ。…
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見学時に見るべきポイントは?
見学をより有意義なものにするために、事前に確認しておきたいポイントをリストアップしておこう。就職先候補となる施設を見学するのは、職場の雰囲気を実際に自分の目で見て、確かめることが大切だからだ。…
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エントリーシートの注意点は?
エントリーシートとは、選考試験を受験する希望があることを表明すると同時に、自分どういう人物であるかを伝える自己紹介の書類だ。自分の個性や魅力をわかりやすく伝えられるような書類作りを工夫しよう。…
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履歴書の注意点は?
就職活動で必ず必要となる「履歴書」は、企業や医療施設にとって、多くの場合、応募者のことを知る最初の書類だ。応募者は何枚も履歴書を書くとしても、選ぶ側にとってはその人の情報が記された唯一の書類だということをよく頭に入れ、一枚一枚丁寧に記入して自分をアピールしよう。…
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担当者が採用したいのは?
採用する側が応募者に求める資質を理解し、意識して能力を身につけよう。採用担当者が一緒に働きたいと思えるよう、誠実にアピールすることが大切だ。…
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SNSを上手に活用するには?
SNSの便利さを活用しつつ、常に書き込みが見られている意識を持とう。就職活動でSNSの使い方は大きく2通りある。1つは友達との情報交換。LINEで直接情報をやり取りするほか、Facebook やTwitterで情報を交換したり、意見をもらったりすることも多いだろう。…
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歯科技工士のキャリアプランは?
歯科技工士として、まずは基本的な技術を身につけ、土台ができたら自分の興味や特性に合わせた得意分野を持つとよい。上のグラフのように、歯科技工所の4分の3以上が1人の職場であり、開業する人が非常に多い職業だ。自分の目指したいキャリアプランを早いうちから意識して経験を積むと、将来に役立つだろう。…
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将来、技工所を開業するには?
自らが技工所を経営すると、技工物を製作するだけではない様々な仕事が増え、仕事にかかる費用もすべて自分の負担になる。開業をするとどのような仕事や費用が必要になるのか把握し、経営面での勉強もしておこう。…
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仕事と結婚・子育ての両立はできる?
規模の小さい施設では産休・育休の取得が難しく、仕事と子育てとの両立が厳しい現状は否定できない。しかし、日本歯科技工士会の調査では、産前・産後、育児休暇の制度を持つ技工所は女性歯科技工士を雇用する技工所全体で4割、法人立で5割、育児休暇を経て職場復帰できる施設もある。若年層に女性歯科技工士の割合が増えており、今後の環境整備が期待される。…
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学生の間にすべきことは?
学生時代に、資格取得を目指し専門分野の勉強をするのは当然だが、それ以外も幅広く学び教養を身につけよう。さらに、学生だからこそできることを多く経験し、視野の広い歯科技工士を目指したい。…
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