見学時に見るべきポイントは?
見学をより有意義なものにするために、事前に確認しておきたいポイントをリストアップしておこう。
就職先候補となる施設を見学するのは、職場の雰囲気を実際に自分の目で見て、確かめることが大切だからだ。学校に寄せられる求人票や求人情報誌、あるいはその施設が発行しているパンフレットなどから、施設の特徴を認識することはできる。しかしそれらは、あくまでも施設側から発信される情報だ。イメージのよいことばかりが掲載されることも多い。就職先を選ぶ側の目線で見ることで、本当にそこが自分にとってふさわしい場所かどうか判断することが可能になる。
見学先を訪れたらチェックすべきポイントは数多くある。特に、施設の清潔さは重要なポイントだ。床や作業スペースだけでなく、トイレ等も含め、施設の全体を見ておこう。また歯科技工士にとっては明るさや空調も確認しておく必要がある。照明や自然光の取り入れはどのようになっていて、全員が明るい環境で作業しているか、空気が清浄に保たれているかを確認しておきたい。募集要項ではわからないこと、たとえば1年目で受け持たせてもらえる業務の内容、残業量、研修内容などを質問できるよい機会でもある。事前にリストアップした項目を漏らさずに確認できるようにしておこう。