仕事と結婚・子育ての両立はできる? | 歯科技工士の就活・グッピー新卒

仕事と結婚・子育ての両立はできる?

ワーク・ライフ・バランスが実現した姿

 規模の小さい施設では産休・育休の取得が難しく、仕事と子育てとの両立が厳しい現状は否定できない。しかし、日本歯科技工士会の調査では、育児休暇の制度を持つ技工所が、従業員を雇用する技工所全体で約23%、法人立で約39%ある。勤め先によっては育児休暇を経て職場復帰も可能だ。若年層に女性歯科技工士が増える中、今後の環境整備が期待される。

 同じ施設で出産後の勤務継続ができない場合でも、再就職がしやすいことは強みだ。資格職である歯科技工の世界では、パート等短時間での勤務が可能な例も多い。デジタル技術の発達で、一部の作業を在宅で行える可能性も出てきた。柔軟な働き方を視野に入れたい。医療や歯科技工技術は、日々進歩する。ブランクを避け、短時間でも歯科技工に携わって技術や知識を維持することが必要だ。

 「ワーク・ライフ・バランス」を知っているだろうか。仕事上の責任を果たす一方で、子育て、介護、自己啓発等の個人の時間を持てる生活を持ち、生活全体を健康で豊かなものにするという考え方だ。女性も男性も、精神的に豊かな暮らしをする上で欠かせない考え方といえる。キャリアプランを立てる際は、仕事のことだけでなく私生活も視野に入れて、ワーク・ライフ・バランスのとれた暮らしを目指そう。