歯科技工士の活躍ステージは? | 歯科技工士の就活・グッピー新卒

歯科技工士の活躍ステージは?

歯科技工士の就業場所

 歯科技工士の主な職場は、歯科技工所、歯科医院・病院である。それ以外にも、歯科関連メーカー、養成施設など幅広い活躍の場がある。

 2018年末での就業歯科技工士の数は34,468人(男性27,658人、女性6,810人)である。上のグラフのように約7割が歯科技工所を職場とし、その中には従業員も経営者も含まれる。3割弱は、歯科医院や病院の歯科・口腔外科に勤務しており、その割合は減少する傾向にある。歯科技工所は男性84.0%、女性16.0%、歯科医院・病院では男性70.0%、女性30.0%と、女性比率は病医院の方が高くなっている。

 歯科材料・歯科器材メーカーで働く場合は、歯科治療に使う材料や機材の開発をする研究開発職や、歯科医師や技工士に製品を紹介する営業職が主となる。歯科技工士養成施設で後進の指導にあたる道もあるが、教える立場は高い技術と知識が求められるため、新卒では難しい。経験を積んだ後にそうした道もあることは頭に置いておこう。少数だが海外で活躍する技工士もいる。日本の歯科技工の技術は国際的にも認められており、グローバルな活躍を考えることも一手だ。

 このように歯科技工士の活躍の場は様々である。自分の性格や将来の目標を考慮しながら、まずは広い視野で将来の可能性を探ってみよう。