夏頃から本格的な就職活動を開始して、2月の国家試験までには終了するのが一般的なスケジュールだ。

　歯科技工所、歯科医院、病院への就職では、7〜8月頃から説明会や見学に参加するなどして、就職先候補へのアプローチが始まる。応募する施設を決めたら、履歴書等の書類を提出し、書類審査に通ったら面接に進む。面接後、早い人では夏休み中に、多くは秋から冬にかけて内定獲得となる。応募先のスケジュールによって面接から内定までの日程は幅広い。内定がすぐに出なくても焦らないようにしよう。

　歯科材料や機器のメーカーなどの企業では、多数の企業に合わせ、3月に情報公開を行ってエントリー受付、説明会等の実施、6月から面接を開始して10月に内定を出すというスケジュールとなることが多い。時勢により変更になることもあるので注意しよう。

　夏頃になって急にあわてないように、自己分析や業界研究は早めに開始するとよい。最終学年に入る前の冬には、就職のことをいつも頭に置きながら勉強をしていくようにしよう。最終学年の4月には少しずつ学校に求人が届くので、その求人を見ながら、就職した自分のイメージをふくらませていくとよいだろう。企業を志望する人は特に、3月のエントリー開始の時期には、企業情報を集めているようにしたい。