女性歯科技工士は就職で不利? | 歯科技工士の就活・グッピー新卒

女性歯科技工士は就職で不利?

歯科技工所の常勤女性歯科技工士数

 男性の割合が大きい職種だったが、近年は女性歯科技工士の割合が増加しており、特に規模の大きい職場では女性の就職例が多くなっている。

 2018年末時点で、就業歯科技工士の人数は、男性が27,658人、女性が6,810人、女性が20%となっている。しかし、年齢が下がるにつれて女性割合は高くなり、30代では32%、20代では48%、25歳未満に限ると女性が53%と半数を超える。また、歯科技工所で働く歯科技工士の女性割合は全年代で16%だが、病院・診療所では30%と女性割合が高くなる。

 上のグラフは、歯科技工所における常勤女性歯科技工士数の平均について個人立と法人立に分けて3年ごとの推移を示している。年々女性技工士の人数が増えており、特に法人立、つまり企業が運営するより大規模な技工所で人数を大きく伸ばしている。同じ調査では、女性就業者がいると応えた技工所に、女性専用トイレと女性専用更衣室の有無を尋ねているが、2015年から2018年で、あると応えた技工所が、全体でトイレは8.9ポイント、更衣室は7.3ポイント増えており、個人立を含めて女性が働きやすくなる設備の拡充も進みつつある。男性中心だった職場も時代とともに変化している。就職先の制度や設備を確認し働きやすい職場を見つけよう。