急性期のリハビリの仕事とは? | リハ職の就活・グッピー新卒

急性期のリハビリの仕事とは?

外来患者数と入院日数

 かつては、急性期は安静にする時期と捉えられていたが、廃用症候群を防ぎ、予後をよくするためにも早期のリハビリ開始がされるようになっている。おおむね発症後数日から1ヶ月の間に開始するリハビリが急性期のリハビリと捉えられ、リハビリ室に行けない患者さんの場合はリハ職がベッドサイドに行く場合もある。

 急性期は、症状が安定しない場合も多く、体の回復が第一に考えられるため、最小限の機能回復と後遺症の軽減を目的に、なるべく負担の少ない内容のリハビリメニューが中心となる。回復期のリハビリにスムーズに移れるような準備の役目も大きい。また、リハビリの影響で病状がかえって悪くなるなどリスクも高いため、安全面の意識を強く持ち、どの程度のリハビリが可能であるのか、適切に見極める技術が必要になる。

 急性期の仕事は、骨折等の外傷、脳血管障害、神経障害等、様々な疾患の患者さんを数多く担当する可能性が高く、毎日のように新規の患者さんと接するという事態も珍しくない。時間をかけてじっくりと患者さんに向き合ってリハビリを行いたいと考える人には、少し物足りなく感じられる場合もあるかもしれないが、いろいろな疾患・症例を経験したいという希望がある人には向いた職場だろう。