専門・認定看護師を目指すには? | 看護師の就活・グッピー新卒

専門・認定看護師を目指すには?

専門看護師・認定看護師の分野

 「専門看護師」と「認定看護師」は、特定看護分野の知識や技術を深め、質の高い看護を提供できる看護師を育成し認定する制度。どちらも、看護師として5年以上働き、そのうち3年以上は、希望する特定の専門分野で働いている人を対象としている。その他の要件を以下にまとめよう。

 専門看護師は、看護系大学院の修士課程を修了し所定の単位を取得、その上で書類審査と筆記試験に合格すると認定される。5年ごとに更新が必要だ。働きながら大学院で学ぶことは難しく、キャリアアップのために一度辞職を余儀なくされる場合もあるが、勤務の形態や方法を工夫しながら、仕事と大学院を両立させて頑張る人もいる。2019年12月現在、13分野があり2,242名が認定を受けている。

 認定看護師は、認定看護師教育機関で6カ月・615時間以上の学習をし、試験に合格すると認定され、5年ごとの更新が必要だ。大学院ほどではないが、半年の学習が必要であるため、仕事を続けながら認定を受けることは容易ではない。短時間勤務制度等を利用して勉強時間を確保する看護師もいる。21分野で21,048名が認定を受けて活躍している。

 就職先を選ぶ際には、キャリアアップのための休職制度や支援制度があるかどうか、確認するとよいだろう。