給食施設での仕事とは? | 管理栄養士の就活・グッピー新卒

給食施設での仕事とは?

給食施設数と管理栄養士数

 給食施設では、利用者に合わせたレシピ開発、スタッフへの調理指導、食材発注、衛生管理が基本の仕事となる。

 法律では、「特定かつ多数の者に対して、継続的に1回100食以上又は1日250食以上の食事を供給する施設」を「特定給食施設」と指定し、自治体の指導対象としている。中でも大規模な病院や福祉施設などには管理栄養士の配置が義務づけられている。

 給食施設には、施設と給食提供が一体となった直営形式のものと、病院、福祉施設、企業の社員食堂などに委託会社が給食を提供する委託形式のものがある。直営では、その施設独自の理念や方針が業務に反映される。給食委託会社では複数の給食現場を経験できることも多く、幅広い経験を積みたい人に向いているだろう。規模の大きい委託会社では、多人数の管理栄養士が採用され共に成長できる仲間を作りやすいという側面もある。多くの管理栄養士が携わる給食施設だが、新人のうちは調理現場に積極的に関わり、大量調理の基本を学ぶ場合も多い。実習経験はあっても、慣れるまでは体力的に苦労することもあるようだ。

 調理の現場だけでなく、利用者への保健指導も大切な業務だ。年代や健康状態に合わせた栄養指導に加え、生活習慣も含めてアドバイスできる幅広い知識が必要となる。