ヘルステックとはどんなもの? | 管理栄養士の就活・グッピー新卒

ヘルステックとはどんなもの?

ヘルステックの事例

 ヘルステックとは、テクノロジーをヘルスケアに活用することを指す。最先端の医療から、個人の生活改善まで、様々な活用方法がある。

 医療現場では、AI(人工知能)による画像診断の実用化などが進んでいる。高度な技術だけでなく、スマートフォンやウェアラブル端末での個人の健康情報の記録(パーソナルヘルスレコード=PHR)の診療への活用も進んでおり、幅広いヘルステックによる医療の質の向上が期待されている。

 予防医療が重視される現在、管理栄養士にとってもヘルステックの活用は重要だ。特に、血圧や体重とともに運動や食事の内容などの生活記録ができるヘルスケアアプリは、今後、多くの人にとって健康維持のための基本ツールになるだろう。栄養指導をする際に、こうしたアプリを勧められるように知識を持っておくようにしよう。

 しかし、こうしたアプリを使う人は、ある程度健康に興味のある人に限られる。社会全体の健康を推進するためには、無関心層へのアプローチをどのように行うかが大きな課題となる。いつの間にか健康知識が身につけられるゲーム、SNSでの啓発など、広く栄養と健康の情報を届ける方法を考えるようにしたい。これからの管理栄養士には、ヘルステックを有効に活用することも大切なスキルとなるだろう。