管理栄養士のキャリアステップは? | 管理栄養士の就活・グッピー新卒

管理栄養士のキャリアステップは?

管理栄養士の認定制度等

 日本栄養士会では、専門的な知識や技術の実践レベルが一定の水準に達している管理栄養士を認定する制度や、より高い専門性を持った管理栄養士を育成・認定する制度を用意している。このような制度を利用し自己研鑽や専門知識の取得に努めたい。

 認定管理栄養士には、上の表に示した8分野がある。実務経験5年以上の管理栄養士が対象で、生涯教育基幹教育等で所定の単位を取得、学会や研究会での発表や事例報告、日頃の取組を記録したキャリアシートの提出が必要だ。筆記試験やレポートの審査もあり、認定を受けることは簡単ではない。5年ごとに更新も必要だ。

 さらに専門性を身につけた特定分野管理栄養士制度として、5分野があり、認定の要件はそれぞれ分野により異なるが、特定の講座の受講、レポートや事例審査等がある。医療分野での高度なスキルを持った人材育成を目的に用意されているのが専門管理栄養士5分野だ。

 管理栄養士に限らないものを挙げると、NSTの専門知識と技能を持つ医療職を認定する「栄養サポートチーム(NST)専門療法士」は、NSTのある病院を職場にする人に役立つ。ケアプランを作成する「介護支援専門員(ケアマネジャー)」の資格は、介護現場でキャリアを積む人におすすめだ。