病院への就職って難しい? | 管理栄養士の就活・グッピー新卒

病院への就職って難しい?

管理栄養士・新卒での病院就職割合

 重要な職責を担う病院への就職は管理栄養士課程の学生の間でも毎年人気だが、欠員補充や経験者採用のみとなる場合も多く、狭き門である。希望する場合は、幅広い情報収集や職種研究を行い、しっかりと準備しよう。

 上のグラフは管理栄養士課程の新卒者のうち、病院に就職した人の割合を表している。医療現場での管理栄養士の重要性は高まっているが、新卒での就職割合の上昇は1970年代頃から小さな幅にとどまっている。募集自体が少ない病院への就職は情報収集が重要となる。学校にくる求人だけでなく個々の病院のホームページに募集がないかチェックしたり、見学を積極的に申し込んだりするとよい。自宅から通えないからとあきらめず、遠隔地にも検討対象を広げよう。卒業研究に医療系のテーマを選ぶなど知識を深める努力も大切だ。また、なぜ病院に就職したいのか、どんな貢献をしたいのか、という点は面接で尋ねられることも多い。志望動機があやふやにならないよう改めて整理しておこう。

 病院で働くには、給食委託会社に就職して病院に配属されるという道もある。ただしこの場合は、献立を考えることはできても栄養指導には携われないことも多い。配属先を選べるかどうかとあわせ、その職場で何ができるのか確認することも大切だ。