管理栄養士の給与はどれくらい?
厚生労働省の調査によると、2018年の「栄養士」の平均給与は月額23万9.600円、平均賞与は58万6,000円で、年収が約346万円となる(平均年齢35.0歳)。「管理栄養士」としての公式な統計は発表されていないが、仕事の専門性が高い分、給与も高くなると推測される。
医療の現場においては、栄養ケアを治療と予防に役立たせることが重視されており、生活者の食の安全・栄養への関心も深まっている。管理栄養士のニーズが増大し、今後の給与への反映が期待されるところだ。
病院や給食施設だけでなく、歯科医院や薬局、健康関連施設、食品メーカーや食品小売業など、管理栄養士の活躍場所は広がっている。多くの先輩達が、新しい職場で活躍、奮闘し、職域を広げてきた結果といえよう。一人ひとりが管理栄養士の仕事の価値を高めて、職場や世の中で認められることが、全体の待遇面の向上にもつながる意識したい。
そういう意味でも就職先を選ぶ際には、自分が管理栄養士としていかに活躍、成長できるのか、考えてほしい。初任給だけでなく、3年後・5年後の給与モデルも参考にし、個人としてどのようなスキルを身につけられるかなど、幅広い観点で将来を見通しながら自分に合った就職先を見つけよう。