薬局での仕事とは?
国の医療費が増える中、誰もが気軽に入れる薬局が、地域住民の病気予防と健康維持・増進を支援することが求められている。そのため、栄養指導のできる管理栄養士が薬局で活躍する事例が増えている。
特に、地域の薬局のリーダーとして住民の健康増進拠点となれる条件をクリアした「健康サポート薬局」では、薬局内外で健康イベントを行う必要があり、管理栄養士が力を発揮できる職場だ。上に健康サポート薬局の要件をまとめている。2019年9月末時点で1,567件が届け出られている。イベント時以外でも、食事管理の必要な患者さんへの個別の食事指導を行うことも期待される。実際に薬局管理栄養士の指導により、生活習慣病の患者さんの病状が改善された事例も見られる。食事や栄養に関する店内掲示やリーフレット作り、店内で配布するレシピ作りも含め、健康な人から病気の人まで幅広い人の健康生活をサポートできる仕事だ。薬剤師が単独で栄養指導ができるように、薬剤師に栄養や食事に関するレクチャーをすることもある。
ドラッグストアでも同様の活躍例があり、薬局やドラッグストアで働く場合、薬の販売ができる登録販売者の資格をとり、医薬品販売にも携わることが一般的だ。サプリメントや健康食品に関する知識を持つ必要もある。