公務員の仕事とは? | 管理栄養士の就活・グッピー新卒

公務員の仕事とは?

新卒での官公署への就職人数

 都道府県や市町村で働く管理栄養士は、「行政栄養士」と呼ばれ、地域の給食施設の指導、住民への栄養・健康指導や情報提供、調査等を担当する。

 多くは保健所や保健センターに配属される。保健所は都道府県や政令指定都市などに設置され、地域の保健サービスを統括する役割がある。保健センターは、健康診断での栄養指導、食育イベントなど、より住民に近いサービスを提供する。国では自治体が予防・健康づくり事業を積極的に行うことを特に推進しており、行政栄養士への期待も大きい。多彩な健康プログラムやイベントを企画する能力も必要だ。

 公務員として働く場合、上記のような行政業務の他、公立の学校、病院、高齢者施設、保育園等の業務も含まれることもあり、行政業務から病院や学校等に異動になるケースもある。その自治体の方針を確認しよう。

 公立の病院や学校・保育施設を希望する場合も含め、自治体職員になるには、公務員試験を受ける必要がある。一次試験は、5月から9月頃に行われるのが一般的だが、毎年の募集はなく、欠員が出たときのみという自治体も多い。求人情報はこまめにチェックし、筆記試験対策には早めに取り組もう。企業と同じようにその自治体の保健・福祉政策について調べ、特徴を研究して臨むことが大切だ。