保育所での仕事とは?
保育所では、子供の食事とおやつのメニューづくり、食事提供、保護者を含めての食の教育が主な仕事だ。
上のグラフは新卒で児童福祉施設に就職する人数の推移である。児童養護施設や障害児入所施設等、様々な児童のための福祉施設を含んだ数字だが、保育所等の乳幼児施設を職場とするケースは多い。
保育所では、乳児から小学校入学前の幅広い年齢を対象に、離乳食への対応を含め、年齢に合った献立を考える。その他、アレルギー対応も重要だ。厚生労働省の2016年発表の調査では、保育関連施設で食物アレルギー児が在籍する割合は79.4%。医療知識を身につけている管理栄養士によるアレルギー対応や個別の栄養状態評価が期待されている。また、家庭での食教育が十分できない中、保護者と子供への食育、食の支援を保育所が行う責務も増している。このように乳幼児施設での管理栄養士の需要は高まっており、管理栄養士を雇用する保育所は今後も増えると予想される。
保育所では、給食の時間に一人ひとりの食べる様子を確認したり食育イベントを行ったりと、子供とふれる機会が多く、子供が好きな人に向いた職場だ。公立の保育所の場合、公務員試験を受験する必要がある。早めの準備と情報収集が重要だ。