求人票には募集要項として、給与や勤務地、勤務時間、休日、福利厚生等がまとめられている。施設情報、沿革等についてもポイントを押さえて読み込み、自分に合った職場を見つけよう。

　多くの人がまず気になるのが給与だ。初任給以外にも、記載があれば将来のモデル年収や諸手当もチェックしよう。特に一人暮らしをする場合、住宅手当の有無も重要なポイントだ。勤務時間や休日については、就職後の生活を具体的にイメージして読むとよい。施設の情報では、運営法人の形態をまず確認し、事業所数や従業員数から規模を把握しよう。多くの求人票を目にするうちに、数字から規模をイメージできるようになるだろう。沿革からは法人の発展経緯がわかり、今後の保育の方向性も想像できる。これまでに認可外から認可への移行、認定こども園への移行等の目立った動きがあるかどうかも見ておこう。その法人がその他に運営している施設にも特徴や方針が表れる。民立民営の施設のみか、市区町村立の保育園や、保育園以外の福祉施設も運営しているか等についても併せて確認しておきたい。

　募集要項に記載された基本の情報に興味を持ったら、園・施設、あるいは運営法人のホームページを見たり、資料請求したりして、保育方針や理念をより詳しく調べてみよう。