初めての就職活動どうすればよい?
具体的な就職活動は、希望する保育園等にエントリーするところから始まる。しかし、それ以前に「どこに就職をしようか」と検討するところから就職活動は始まっていると考えよう。
保育士養成の最終学年では、保育園実習やこれまでの学習のまとめ、保育士登録申請など、さまざまな予定が詰まっているが、早い段階で、これまで学んできたことをもとに「自分がどんな風に働きたいのか」「どんな保育士になりたいのか」「そのためには、どのようなところに就職をする必要があるのか」をじっくり考える自己分析を開始したい。自己分析では、過去のできごとなどから自分の性格や適性をじっくり考えていく。そして、実習に行った経験を活かしつつ、どんな就職先があるのか、広い視野で考えよう。目指すのは保育園か、その他の施設か考え、さらに公立か私立か、私立なら個別の特徴を検討して絞り込み、就職希望先の候補を挙げていく。
もちろん急いで進路をがっちり決める必要はない。一度決定したことを、時期が変わってからもう一度検証することも大切だ。自己分析をして実習や見学に臨み、その後また自己分析という作業を繰り返して自分の希望を固めていくのもよい。まずは、自分が保育士としてどのように働きたいのかを考える時間を持とう。