幼稚園教諭免許状は取った方がいい?
幼保連携型認定こども園で働くには、「保育教諭」として保育士資格と幼稚園教諭免許状の両方を持つことが必須とされる。認定こども園が増加する中、保育士資格とともに幼稚園教諭免許状も持っている方が有利だ。
上のグラフは、幼保連携認定こども園で働く資格者の、資格・免許の保有状況を示している。年々、両方保有する人が増えているが、施設数も速いペースで増加しているため、片方、特に保育士資格のみを保有する人の数も増加している。
2024年度末までは特例として、一方の免許状・資格のみでも保育教諭として働くことができる。そして、資格・免許状併有促進制度も整備されており、特例期間中は、3年以上の実務経験のある保育士が、大学で規定の8単位を取得することで、幼稚園教諭免許状を取得することが可能だ。
幼保連携型に限らず、認定こども園では、保育教諭が望ましいとされている。勤めている保育園が認定こども園に移行することになった時や、将来転職を考える時に選択肢が増えるので、卒業時点で幼稚園教諭免許状の取得予定がない人は、就職後の追加取得を視野に入れておこう。幼稚園教諭免許状は、10年ごとに更新が必要になる。うっかりして失効してしまうことがないよう注意が必要だ。