保育士の勤務体制は?
保育士は1日8時間のシフト勤務を基本とし、早番、遅番等、交代で勤務するのが一般的だ。施設によっては夜勤が必須となる。
2015年からの制度では、保護者の就労時間等に応じて、保育の利用時間が保育標準時間(最大11時間利用)と保育短時間(最大8時間利用)の2区分に分けられ、それぞれの最大利用時間を超えると延長保育となる。多くの保育所は、11時間の保育時間を基本とし、延長保育にも対応して11〜13時間程度の開所時間を定めている。
上図は、朝7時30分から夜8時30分までを開所時間とする保育所のシフト例だ。通常番を中心として、早番や遅番を交代で担当するケースが多いようだ。休憩時間は通常45〜60分となる。土曜日に開所する施設では土曜出勤も交代で行う。園児の数や、パート保育士、保育補助スタッフの有無等によっても、シフト体制は異なる。夜勤のある看護師や医師のために夜間保育を実施する病院内保育所や、ベビーホテル等の施設では夜勤もある。また、乳児院や児童養護施設、児童自立支援施設のように、子どもが生活する施設の保育士も、夜間の勤務が必要だ。
就職先を選ぶ際、働き方は大きな要素となる。勤務体制は施設によって異なるので、見学や面接の際によく確認しておこう。