いろいろな業界や、興味を持った施設や事業所について知るためには、情報を集めなければならない。就職情報誌・サイト、その法人のパンフレット、先輩や先生からの話など、幅広く情報を集めよう。

　就職可能性のある業界を幅広く知るには、書籍等で基本的な情報を得ていくのが一般的だ。ただし介護や福祉の視点から幅広い業界を紹介しているものは少ないので、学校のキャリアセンターなど、学生の特徴をよくわかっている人からも意見を聞くようにしよう。業界や活躍分野を絞り込めたら、具体的に企業や施設を探していく。この時には具体的な求人が掲載された就職情報誌や就職サイト、キャリアセンターに来ている求人情報が役立つ。

　興味のある企業や施設をピックアップしたら、そのホームページを訪れたりパンフレットを取り寄せたりして、より詳しい情報を見ていく。説明会があれば参加しよう。ただし、情報誌や情報サイトも含めて、その企業や施設が発信している媒体では、よい情報に偏りがちだ。実際にそこで働いているOBやOGに話を聞く機会も持てれば理想的だ。知っている先輩や学校の先生に、おすすめの就職先や特定の施設の評判を聞くのもよいだろう。社会を知るという意味も含めて、新聞から様々な情報を得る習慣も大切だ。