就職活動を始めると、まず自己分析が必要になる。過去のエピソードを思い出したり、周りの人に自分のことを尋ねたりして進めていこう。

　就職活動において、自己分析が必要になるのは、自分という人間がわかっていなければ、ふさわしい就職先を選ぶこともできないからだ。まずは自分について好きなことや嫌いなこと、得意なことや苦手なことなど、紙に書き出して性格を把握することから始めよう。そして、これまでに起きた様々なことを思い出してみよう。なぜ福祉の勉強をしようと考えたのか、転機になったのはいつかなど、具体的なエピソードを拾い出すとよい。そのエピソードが、どのように今の自分に影響しているのかも考えよう。こうした作業は、面接での受け答えにも役立つ。

　また、自分だけで考えるのではなく、周りの人にも尋ねてみよう。両親や兄弟に自分の幼い頃のことを聞いてみたり、学校の友人に自分がどんな性格か、インタビューしてみるのもよい。自分で思ってもいなかったような自分像を発見できることもある。他人から見た自分像と自分が思う自分が乖離しているようであれば、もう一度自己分析をし直すことも必要だ。

　このようにして理解できた自分像から、自分に合った仕事、未来をさらに考えていこう。