インターンシップはなぜ大切?
インターンシップは、各企業の社風や職場の雰囲気を肌で感じ、自分の適性も検討できる貴重な機会だ。
経済団体連合会(経団連)の調べでは、新卒採用の広報活動を開始する前にインターンシップを実施する企業は88.2%。多くの薬学生の就職先となる薬局やドラッグストア、製薬メーカーでも、インターンシップを行う企業が増え、病院でも開催するところがある。その理由は、自社の特徴を学生に伝える絶好の機会だからだ。ミスマッチ防止にもつながる。人事担当者が選考活動を視野に入れながら、学生と相対している例も多い。学生にとっても、自分に合った企業・職場を探すのに役立ち、就職の前に、自分の適性を見極める材料ができることは大きなメリットだ。興味がある企業のインターンシップにはぜひ参加しておこう。
上のグラフは、経団連加盟企業が、インターンシップの教育的効果を高めるために行っている取り組みを調査したものだ。インターンシップは、そこで何を学べるかが大切だ。特に決めた企業がない場合や、興味がある企業の実施期間に都合がつかない場合は、上記のような取り組みのある企業のインターンシップを選ぶのもよい。仮に、「この企業や業界の仕事は合わない」と感じたとしても、自分の仕事観が養われるよい機会とできるだろう。