就職活動のはじめにまずやるべきことは?
施術師としてどんなキャリアを歩んでいきたいのか。それをとことん考えることから始めよう。
就職活動を始めるにあたって重要なのは、マッサージ師、鍼灸師、柔道整復師として、どんなキャリアを進んでいきたいのかを明確に自覚しておくことだ。はじめて社会に出る人も、社会人経験のある人も、将来、施術師としてどんなスタイルで人々の健康を支えていきたいのかをしっかり考え、自分の理想とする将来像を頭に描く時間をとろう。
将来像を描くためには、自己分析をして、なぜ施術師を目指したのか意識するようにしたい。その上で、抽象的な理想だけでなく、どんな施設に就職すると目指す将来像に近づけるのか、具体的な職場をイメージしながら考えていこう。医療機関と連携して患者さんに貢献するようなスタイルを目指すのか、介護施設の入所者さん、あるいは在宅で療養生活を送っている人など高齢者に向けたサービスを追求するのか、街中の施設で地域の幅広い人たちに貢献していくのか。都市部の施設か、郊外や農村地域なのかなど、イメージすべき観点は多い。
養成施設の先生やキャリアセンターの担当者に相談したり、就職情報誌を参考にしながら、自分の目指すスタイルと合致するような施設を選び、見学等、次のステップにつなげていこう。