作業療法士の仕事と活躍ステージは? | リハ職の就活・グッピー新卒

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作業療法士の仕事と活躍ステージは?

作業療法士の就業場所

 作業療法士(OccupationalTherapist:OT)は、理学療法士と比較すると、個々の家庭・職業・社会生活に合わせた能力改善をする仕事が目立つ。医療や福祉、介護だけでなく教育、職業訓練など活躍の場は幅広い。

 上のグラフのように、作業療法士の6割以上が病院で働き、次いで介護施設での就業が多い。主たる対象疾患別の統計を見ると脳血管疾患等の循環器系疾患が約52%、精神疾患・障害が約18%、パーキンソン病等神経系疾患が約8%となっている。他のリハ職と比べ、精神疾患・障害の領域で活躍する人が多いことも特徴だ。発達障害児とその家族のサポートや、心身の障害を持った児童が教育を受ける特別支援学級など、教育施設での仕事に従事したり、障害者を対象とした職業能力開発施設で、職業訓練に携わることもある。そのため、作業療法士には一般社会についての広い知識を持つことが期待されており、一人ひとりの生活に寄り添う力が必要だ。介護分野では、ケアマネジャーの資格をとる、福祉用具プランナーの仕事もこなす、など活躍の幅を広げる人もいる。

 将来、総合病院など幅広い領域で活躍したいのか、あるいは精神障害領域や発達障害領域、高齢障害領域等の専門性を高めたいのか、方向性を考えながら就職先を選ぶとよい。