履歴書は自分について伝える大切な書類だ。誠意を持って丁寧に書き、自分をアピールしよう。

　履歴書はエントリーシートと並び、採用側が応募者について知る最初の機会となる書類で、自分の分身ともいえる重要なものだ。複数の採用試験を受ける場合も、1枚1枚、気を抜かずに書こう。応募先で用紙を指定される場合以外は、市販や大学の履歴書用紙を使用する。自己PRの欄が大きくアピールしやすい用紙を選ぶとよい。必ず黒のペン、ボールペンなどを使用し、きちんと判別できるよう丁寧な文字で書くことが大切だ。誤字脱字をしてしまったら、修正液や二重線で訂正するのではなく、最初から書き直すようにしよう。摩擦熱によって消せるペンは便利だが、履歴書や宛名書きなど正式な書類には使用できないので注意が必要だ。

　応募先の特徴に合わせ、志望動機や自己PRの内容を変えることも重要だ。欄の大きさに合わせて文章の長さを調節し、簡潔でわかりやすい表現を心がけること。エントリーシートと併せて提出する場合、内容に食い違いがないようチェックしよう。貼り付ける写真を撮影する際は、面接に行くような格好を意識し、スーツ着用のうえ髪型もすっきりまとめると好印象だ。完成したら、面接に備えコピーをとって保存しておこう。