SPIや適性検査対策は必要?
多くの企業で導入されているため、対策をしておくとよいだろう。企業へのアプローチを開始した後には、面接準備等で忙しくなるので、早めの対策が望ましい。
「適性検査」は、企業が採用時に応募者の職務遂行能力や組織への適応性などを測るために行う筆記試験だ。一定レベルに達しない応募者のふるい落としや面接に際しての基礎情報として活用したり、採用後には配属を決める資料になることもある。
よく話題にされる「SPI」は、適性検査の一種。現在は「SPI3」が使われ、「性格検査」と「能力検査」に分けられる。さらに能力適性検査は、語彙力や言葉によるコミュニケーション能力を測る「言語能力検査」と計算や推察の能力を測る「非言語能力検査」に分かれる。難易度はそれほど高くないが、短時間にかなりの量の問題が出るため、ゆっくり解いていては、すぐに時間がなくなってしまう。準備不足の場合は、焦ってしまいさらに解けなくなってしまうことも。事前に問題集を解いて、ある程度のスピードで解答していけるように練習しておくとよい。
性格検査では、よく見せようと考える人もいるが、面接の際に印象が食い違えばマイナスイメージになる。採用後のミスマッチにつながる恐れもあるので、飾らず素直に答えるようにしたい。