歯科衛生士の仕事の1日の流れは?
上の図では、一般的な歯科医院での歯科衛生士の1日のスケジュール例を示している。歯科衛生士の役割分担は個々の医院により異なるが、就職先の仕事の分担や方針を早く覚えて、効率的な仕事を意識しよう。
朝は、診療開始の前にミーティングや診療準備を完了しておく必要がある。診療中に慌てることがないような準備が必要だ。診療中は、歯科衛生士の専門業務だけでなく、院内衛生管理、カルテ管理、受付、会計等の細かい仕事も行うことがある。昼の休憩は、しっかりとれる医院が多いが、午前と午後の診療時間の間が短い場合や、午前の診療が長引くことが多い場合は、休憩時間が少ないこともある。昼休憩をしっかりとるためには、午前中の業務でどんなことに注意するとよいのか、自発的に考えて動くとよいだろう。
歯科は急患が少なく、予約によって患者さんの数をコントロールできるが、診療が長引いたり患者さんが予定の時刻に来られなかったり、様々な理由により残業が発生することもある。残業にならないよう、空いた時間に事務仕事を済ませるなど、前倒しの仕事を心がけたい。残業が特に多い場合、組織の問題のこともある。就職先選びでは、見学や面接時に平均的な残業量を確認して実態に納得した上で入職するようにしよう。