歯科医師の活躍ステージは? | 歯科医師の就活・グッピー新卒

歯科医師の活躍ステージは?

勤務場所別歯科医師数

 現在活躍する歯科医師の多くが、診療所(歯科医院)で働いており、自ら開業している割合も大きい。介護施設での仕事は、今後の増加も予想される。

 上のグラフは、勤務場所別に歯科医師の人数を表したものだ。歯科医院で働く歯科医師が突出して多く、そのうち65%は自ら医院を運営している。病院の従事者の中では、医育機関、つまり医学部や歯学部の附属病院の所属(大学院生含む)が73%程度を占めている。国や自治体等の行政機関で働く歯科医師は、医師に比べると少数だ。今後、歯科医師が行政でより活躍し、国や地域の歯・口腔内の集団ケアを充実させていくことが期待される。その他の項目には、医学部歯学部の臨床系以外での勤務者や大学院生、それ以外の教育機関や研究機関の職員等が入る。ここに含まれる介護老人保健施設の従事者は、現在は34人と少数だが、高齢者の口腔ケアの重要性が高まるにつれて増加が予想される。

 歯科医師は、医院で診療業務に携わる場合と、歯学部の附属病院で診療と教育に携わる場合が多いのが現状だが、仕事場所を選ぶ上では、介護や行政等、今後の発展が期待できる分野も視野に入れたい。開業歯科医師となる場合も、競争率の高い状況を踏まえ、強みやアピールポイントを持って成長し続けることが必須だ。