歯科医院での仕事とは? | 歯科医師の就活・グッピー新卒

歯科医院での仕事とは?

診療所で働く歯科医師

 8割以上の歯科医師が、歯科医院で働いている。所属歯科医師が1人のもの、法人として複数の医院を運営するもの等、規模は様々だ。最初の就職先としては、研修・指導制度が整った医院がよいだろう。

 厚生労働省の調査では、歯科医院で1日の平均来院者数は20人程度だ。上のグラフは、歯科医院で働く人の年代内訳の推移だが、30代・40代のボリュームが小さくなり、50代・60代が増え、全体の平均年齢も上がっている。

 歯科医院に入職後のキャリアパスとしては、新卒で入って一人前になった後、独立して自分の歯科医院を立ち上げたり、勤めている歯科医院の分院長を任されたりするのが一般的だ。実際にどのようなキャリアを積む先輩が多いのか見学等の際に確認し、自分のキャリア設計と合うかどうか、検討したい。自分が身につけたい技術、経験したい症例に携われるかも確認しよう。たとえばインプラント手術を行う歯科診療所は2017年の調査で24,014施設。全体の35.0%だ。

 基本技術を身につけた後は、担当患者さんを任される歯科医院が多い。担当歯科医師によって治療効果も患者さんの医院に対するイメージも左右される。将来的に独立するつもりがあるかないかに関わらず、経営者の視点を持つことが大切だ。