専門医・認定医の取得は必要? | 歯科医師の就活・グッピー新卒

専門医・認定医の取得は必要?

広告可能な歯科専門医数

 歯科医師として、ジェネラリストに重きを置いて活躍するのであれば、専門医・認定医の資格は必須ではない。しかし、特化した専門性を持つ歯科医師を目指すのであれば、資格取得が非常に役立つだろう。

 上の表は、広告が可能な歯科医師の専門性資格とその取得人数をまとめたものだ。2002年に広告規制が緩和され、「専門医」の広告が可能になった。これら5つの専門医に限らず、歯科領域では、多くの学会が認定医・専門医制度を制定している。資格は、患者さんが専門性を求めて歯科医師を選ぶ際の基準にもなる。看板等でも標榜できる広告可能な分野であれば、特に効果的だ。独立開業や、勤め先を変わる際にも、資格は強みとなるだろう。

 専門性を持った歯科医師を目標とするのであれば、資格取得に役立つ働き方ができることを高い優先順位に据えておくべきである。研究を同時にできる病院の他、医院でも、目指す分野の専門家がいれば、直接指導が期待できて、学会への所属・出席もしやすい可能性が高い。専門情報への接触や人脈構築にもつながるだろう。該当の専門医や認定医がいる・いないに関わらず、学会出席を希望する場合の配慮がある職場を選択することも重要だ。資格取得を目指していることを表明し、協力を得る努力をしていこう。