大学のキャリアセンター、情報誌・就職サイト、合同就職説明会、先生・先輩からの話など、就職活動では様々な媒体を活用し、人と関わり、多様な情報を集めることが大切だ。

　歯科医師の就職活動に関する情報は、一般他学部ほど多くないため、大学卒業前や研修修了前にどうしたらいいのか悩む人は少なくない。まず病院・歯科医院ごとにどのような違いがあり、どうすれば希望する先に就職できるのか、そうした基本的な情報を集めていくことからはじめよう。

　情報入手先として真っ先に活用できるのは学校のキャリアセンターだ。就職情報が集まっているだけではなく、先輩達の事例をたくさん有しており、就活のアドバイスをしてもらうこともできる。積極的に足を運んでみよう。また、就職情報誌や就職サイトを見ることも役に立つ。興味のある病院や医院が見つかったら、ホームページを見る、見学に行くなどして、より詳しく特徴を知っておこう。就職説明会などのイベントは、より広い範囲の就職先候補に出会える。先生や先輩を通じて、実際に働いている人のリアルな声を聞くことも有益だ。また個別の病院・医院のことは載っていなくても、世の中の動きや広く医療・介護のことを知るためには、新聞や雑誌を読むことも役立つので心がけておきたい。