歯科の診療科の構成は? | 歯科医師の就活・グッピー新卒

歯科の診療科の構成は?

歯科の診療科と人数

 病院と歯科医院とで大きく異なっており、歯科医院ではほとんどが「歯科」に携わるが、病院では「歯科」が半分程度となる。性別によっても違いが出る。

 上の表は、複数回答で従事する診療科を答えた集計だ。歯科医院では歯科を中心に、小児歯科、歯科口腔外科、矯正歯科など複数科に携わっている場合が多い。それに対し、病院では、より専門分野に特化して診療に従事している人が多く、主たる診療科を答えた場合と大きく変わらない。歯科医院ではより幅広く診療科を標榜することが、信頼を集めるきっかけにもなる。将来的に開業を考える人は、1人でいかに幅広い対応をするか戦略を練ることも必要だろう。

 男女別に見ると、複数回答では診療科による大きな差はなく男性8割に対し女性2割程度だが、主たる診療科を見ると、小児歯科では7割弱、矯正歯科では4割強を女性が占めている。小児歯科は、男性に比べて手が小さいこと、子どもからの馴染みやすさを強みにしていると推測できる。また、矯正歯科においては、見た目の変化を気にする患者さん、特に女性患者さんへの対応に有利とも考えられる。男性が多い中で、女性歯科医師においては、女性の特徴を活かして専門分野に特化した働き方を選ぶ人も多くいることがうかがえる。