歯科医師の性別と年齢の構成は? | 歯科医師の就活・グッピー新卒

歯科医師の性別と年齢の構成は?

年代・性別歯科医師数

 歯科医師は男性が圧倒的に多いが、若い世代では女性の比率が高まっている。年齢構成では50代以上が半分以上を占め、高齢化も懸念される。

 上のグラフは、歯科医師の性・年代別の人数を表している。男女比は76:24だが、30代では64:36、20代では54:46と、年代が下がるにつれて女性比率が増しており、しだいに半々に近くなっていくと考えられる。女性視点が多く入ることは歯科医療全体の向上につながり、女性の歯科医師を選びたい患者にとってもよい傾向といえる。

 歯科医師は過剰状態?で説明したように、1970年代から歯科医師増加策がとられていた影響で、50代以降の歯科医師のボリュームは大きい。年齢が高くなっても働けるとも捉えられるが、細かい作業が必要な歯科医師の仕事では、高齢による質の低下も心配される。若いうちから、先輩をよく見て、ベテランとなった時の働き方を考えておこう。

 歯科医院従事者のみを見ると、開設者が65%を占める。若い世代では勤務者が多いが、30代後半の男性で開設者が勤務者を上回り、40代以降の男性では開設者の割合がぐっと増える。30代後半から40代で開業する人が多いことがわかる。一方、歯科医院開設者のうち、女性は全体の9%しかない。今後女性が多い世代の開業によって、新しい流れができるだろう。