エントリーシートは、採用側が応募学生の人となりを知る書類だ。自分の魅力を伝えられるように、内容を練って読みやすくまとめたい。

　応募者の多い企業で、全ての応募者に同じフォーマットで書かせるために使われることが多いエントリーシートだが、履歴書に比べて採用側が自由な形式で知りたいことを尋ねられるという利点があるため、医療や福祉分野の採用活動においても活用が広がっている。採用側が特に尋ねたい項目が用意されているのだから、質問意図をしっかり確認して書く内容を吟味しよう。多く書けば強く伝わるというわけではないので、内容を絞り欄の大きさに合わせて読みやすい字で書くこと。エントリーシートは説明会の会場で書くこともあるが、事前に提出できる場合は、きちんと伝わる書き方かどうか他の人にも読んでもらうとよいだろう。

　エントリーシートの質問項目では、自己PR、介護職を目指した理由、志望動機等が一般的だ。よって、エントリーシートを書く時には、自己分析の結果が大いに役立つ。施設や企業へのアプローチをする時点では、自己分析をある程度進めておくと慌てないで済むだろう。面接ではエントリーシートの内容に沿って質問されることが多い。コピーを取るなどして、書いた内容を忘れないようにしよう。