介護職のキャリアパスは? | 介護職の就活・グッピー新卒

介護職のキャリアパスは?

介護職のキャリアパス

 近年、介護職のキャリアパスが整備されている。初任者研修を修了して基礎知識を持つ状態から、一定程度の知識・技術を身につけて介護福祉士の資格を得て、さらに高度で専門的な技術を身につけて認定介護福祉士となる、という道筋だ。養成校の卒業生も、経過措置期間の後、介護福祉士の国家試験受験が義務化される。

 現在は、介護現場において介護福祉士資格の有無で明確な役割分担はない。しかし本来、介護福祉士は介護の専門職として、より重度の介護を必要とする利用者の支援や、チーム介護におけるリーダーとしての役割を担うことが求められるとして、役割分担をはっきりさせる流れがある。このことは介護職のキャリアパスにも影響を及ぼし、介護福祉士の資格を持つ人は、リーダーの役割を目指して、より質の高い介護、チームメンバーの指導、マネジメント、地域連携ができるように技術向上が求められる。養成校のカリキュラム改革や、研修制度の整備も進んでいる。処遇改善加算により、経験やスキルに応じて昇給する環境も整いつつある。キャリアアップのモチベーションにもつながるだろう。

 認定介護福祉士は、2020年2月までに55名が認定された。上級資格として医療との連携、マネジメントに関する知識・技能を身につける必要がある。