福祉資格者のその他の活躍の場は? | 介護職の就活・グッピー新卒

福祉資格者のその他の活躍の場は?

様々な活躍場所

 福祉資格者や福祉を学んだ人材は、高齢者や障害者向けの製品・サービスの分野での活躍もできる。

 イメージしやすいところでは、福祉用具や介護用品がある。開発、製造にユーザー視点が必要なことはもちろん、販売現場においても、高齢者や障害者の事情がよくわかる人材が求められる。そのため、福祉用具のメーカーや、介護用品、高齢者向けの衣料品を販売する流通業界も活躍ステージだ。

 誰もが暮らしやすい住環境を作ることも社会全体で重要視されていることだ。住宅メーカーや住宅設備のメーカーでも福祉の視点を持てる人材が求められる。足腰の弱い人も乗り降りしやすい車や、車いすのまま乗れる福祉車両の開発をする自動車メーカーでも活躍が期待されている。介護や介助を必要とする人が楽しめるパッケージツアーも人気が高まっており、旅行会社にも需要があるだろう。

 ここ数年、元気に活動する高齢者が増えており、福祉以外でもシニア向けビジネスを強化しようとする企業は多い。また、企業が従業員のストレスチェックを行うことが義務化され、企業内でのメンタルヘルスケアが重視されている。産業ソーシャルワーカーの需要も高まると予想される。就職活動初期には、幅広く様々な業界について調べて活躍できる場所を探していこう。