まずは「就職情報」や「法人情報」をチェックしよう。

　就活生にとって一番大切なのは、なんといっても「就職情報」だ。どんな業務を任されて、どこで働き、給与がいくらで、どの程度休めて、など。その企業で働くにあたって知っておかなければならない情報が細かく掲載されている。つい、給与額に目が行きがちだが、「高ければ高いほどいい」と単純に捉えてはいけない。なぜその給料なのか、よく考えることが重要だ。また、自分のやりたいことをイメージしないでいると数字だけに惑わされてしまう。給与や福利厚生だけでなく、そこで仕事をするとどんなスキルが身につくのか、どんな方向に進むことができるのか、長い目で考えることも必要だ。

　「法人情報」には、その企業の自己紹介が掲載されている。どこに本社があり、どの地域で事業を営んでいて、どのぐらいの規模で、どんな歴史があって、等、自分の働きたいスタイルを実現するためにも、一つひとつ確認することが大切だ。「特徴・PR」の欄には、企業がこれからどんな事業にトライしていきたいかなど、未来へのビジョンが記されていることも多い。各企業を比較しながらチェックし、興味を持った企業のウェブサイトを訪れたり資料請求をしたりして、より具体的にアプローチを開始してほしい。