薬学生の就職先は? | 薬剤師の就活・グッピー新卒

薬学生の就職先は?

2018年3月卒業 薬学生の就職状況

 6年制薬学部の卒業生の就職先を見ると、筆頭は「薬局」、次点が「病院・診療所」だ。例年、6割程度が薬局と病院に就職している。薬剤師資格を生かせる代表的な職場であり、実務実習でも体験するため、どちらも薬学生にとっては身近な職場だろう。

 上のグラフでもわかる通り、ドラッグストアなど医薬品販売に従事する人も1割程度いる。ドラッグストアでは、サプリメントや化粧品、雑貨など幅広い品目を扱っており、販売や接客に興味のある人に人気のある職場だ。ただし、ドラッグストア企業でも、薬剤師免許を持つ人材は、店舗に併設された保険薬局を中心に配属する場合もあり、会社の方針や個人の希望により、仕事の内容や範囲は異なる。

 グラフの「企業」に属するのは、主には製薬企業。この中の3割程度、全体の3.2%が、医薬情報担当者(MR)として就職している。CROでモニタリングやデータマネジメントとして活躍する人、治験業務を受託するSMOで治験コーディネーターとして働く人も「企業」に含まれ、医薬品関連の開発・学術分野での就職は、全体の4.0%を占めている。

 「未定」「就職せず」が多いのは、資格取得ができず、就職が決まらない卒業生が増えたことが影響しているだろう。国試対策はしっかり行おう。