機能訓練指導員とはどんなもの? | 施術師の就活・グッピー新卒

機能訓練指導員とはどんなもの?

通所介護での機能訓練指導員の資格

 通所介護や特養には「機能訓練指導員」の配置が義務づけられており、施術師もこの職務に就くことができる。

 機能訓練指導員となれるのは、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師。そして2018年から、指導員のもとで6カ月以上機能訓練の実務を経験していることを条件に、はり師・きゅう師が追加された。

 介護現場では、いかに高齢者本人が自立生活できるようにサポートするかが課題であり、そのために機能訓練は特に重視される。機能訓練指導員は、責任者として、マッサージや歩行訓練などを自ら実施する他、一人ひとりに合わせた機能訓練プログラムの作成にも携わる。訓練の効果が出て目標が達成されたかどうかの評価も必要だ。筋力トレーニング等だけでなく、生活動作を向上させ趣味を楽しめるような訓練も行うため、幅広い知識とプログラム企画力も求められる。

 上のグラフは、通所介護(デイサービス)で機能訓練指導員を担っている人の資格を調査したものだ。6割以上が看護師だが、看護師は運動機能向上や筋力トレーニング等に必ずしも詳しいわけではない。機能訓練指導員としての就職を目指す場合は、体の構造をよく知り、手技の訓練を積んでいる施術師の強みを打ち出すようにしたい。