はり師・きゅう師の活躍ステージは? | 施術師の就活・グッピー新卒

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はり師・きゅう師の活躍ステージは?

人口10万人当たりのはり師

 鍼灸師の活躍場所の主流は、鍼灸専門の施術所だ。マッサージも組み合わせる治療院での活躍も多い。

 鍼灸の施術所は、住まいの1室で運営するものから、数多くのベッドや施術室を用意し大勢のスタッフが働くところまで規模は様々である。ベッドが1〜2台のところでは人を雇わないことが多いため、新卒での就職先としては規模の大きい施術所を選択する可能性が高いだろう。就職先とは別に技術向上の場として、自分が尊敬できる「師匠」となる人の治療院で勉強を重ねていく例もある。

 直接人の体に触れることができる施術師は、スポーツトレーナーとしての需要も高い。スポーツチームのメディカルスタッフ、選手個人のトレーナーとしての活躍は、狭き門ではあるが少しずつ増えている。鍼灸の技術は欧米でも注目が高く、海外でプロスポーツの仕事に携わる鍼灸師も珍しい存在ではない。エステや美顔など、美容鍼灸分野も浸透してきた。

 一般の病院では治療手段や治療効果がないため、最後に鍼灸に頼るという患者さんも多くいる。鍼灸師は、幅広い病気や症状についての知識を持つことが基本となる。頭痛や不眠など、悩む人の多い症状についてはもちろん、罹患者数の少ない難病等についても知識と経験を持つことが大切だ。