将来、技工所を開業するには? | 歯科技工士の就活・グッピー新卒

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将来、技工所を開業するには?

歯科技工所の経費

 自らが技工所を経営すると、技工物を製作するだけではない様々な仕事が増え、仕事にかかる費用もすべて自分の負担になる。開業をするとどのような仕事や費用が必要になるのか把握し、経営面での勉強もしておこう。

 上のグラフは、歯科技工所の1年間にかかった費用の平均金額の内訳だ。人を雇う場合には賃金が高額となり、技工士本人だけの職場にしても、材料費等の消耗品費が相当かかる。もちろん開設費用はこれとは別にかかる。開業目標がある人は、就職後早い時期から貯蓄を心がけることが必要だ。

 また、書類作りや事務作業、技工物の配達など技工物製作以外の仕事が多くなる。技工所を続けていくためには、仕事を発注してくれる歯科医院を見つけなければならず、営業も大切だ。歯科材料メーカーの営業スタッフから歯科医師を紹介されたり、歯科医師同士の紹介によって仕事が広がることもある。人とのネットワーク作りは技工所運営のカギを握るだろう。技工所に勤めている時に営業を経験できると、開業時の糧となることもある。

 そしてもちろん、開業には確かな技術があることが前提となる。基本技術があることは当然だが、歯科技工士のキャリアプランは?で説明したように得意な分野を持つなど、特色ある技工所運営を目指すことも大切だ。